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クラシック3冠を含むGI6勝をあげ、日本馬の中で最も凱旋門賞制覇に近づいたオルフェーヴル。

現役時代は激しい気性闘争心で競馬ファンを沸かせ、ディープインパクトと並んで史上最強馬という声もあります。

そんなステイゴールドの最高傑作であるオルフェーヴルの産駒が2017年にデビュー。さっそくラッキーライラックエポカドーロがクラシックをにぎわせでいます。

今後の活躍が大いに期待されるオルフェーヴル産駒の特徴を見ていきたいと思います。

 

一般的な特徴

距離適性

芝ではオルフェーヴル同様、中長距離向き

短距離になると成績を下げ、1600mあたりから成績があがります。

現在のところ1800~2000mでの好走率が高くなっています。

ただ、2400m以上の長距離はまだ走っている産駒が少なくこのあたりは今後の成績次第となってきそうです。

 

ダートでは1800m以上の長い距離で好成績となっています。

ダート短距離は厳しいでしょう。

 

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馬場適正

ステイゴールド産駒は重い馬場になると成績をかなりあげますが、この点はオルフェーヴル産駒も同じで、馬場が重くなるほど走ります

やはり自身の現役時代のときと似て、スタミナパワーを要求される馬力勝負のほうが合うのだと思います。

 

 

競馬場別成績

瞬発力というよりはスタミナやパワーに秀でていたオルフェーヴルのことを考えると、産駒も急坂のあるコースのほうが得意なように思えます。

しかし、実際はそうでもなく直線平坦な京都コースでも悪くない複勝率(阪神コースと同程度)を記録しています。

ただし東京コースは苦手のようで、全場を見たときに目立って悪くなっています。

これに関しても今後変わっていく傾向かもしれないので注意が必要です。

 

ダート

ダートで優秀なのは阪神コース

ほかと比べても勝率、複勝率、回収率いずれも高くなっています。

 

 

勝ち上がり率

ステイゴールド産駒は大物を産み出す一方、他の上位種牡馬と比べて勝ち上がり率が低いことで知られていますが、オルフェーヴル産駒も現状全く同じことが言えます。

勝ち上がり率はかなり低く、同期のロードカナロアと比べても雲泥の差。

特に、ペースの遅くなりやすい新馬戦勝ち上がる馬はほとんどいません

 

一方で、ラッキーライラックエポカドーロなど初年度からクラシック戦線で大活躍するような大物も誕生しています。

ステイゴールド産駒の特徴を見事に受け継いだような荒々しい気性をもつだけに、産駒も爆発、不発が極端になるのでしょう。

 

激走条件

1800mへの距離短縮

オルフェーヴル自身は激しい気性闘争心を持っていましたが、産駒にもその傾向はあり、前走よりペースが厳しくなるとその気性がプラスに働いて好走することが多くなります。

 

そのため、前走より距離短縮が得意

逆にペースの緩む距離延長は苦手。気性を考えると、距離延長はかかってしまうことが想像できます。

 

得意の距離短縮の中でも特に一変して激走するのが中距離の非根幹距離である1800mへの距離短縮

非根幹距離は根幹距離と比べてペースが緩まないレースが多く、これがオルフェーヴル産駒の闘争心に火をつけます。

 

前走より厳しいペースになる条件は狙い。これは覚えておいたほうがいいでしょう。

 

 

未勝利戦での激走条件

勝ち上がり率が低いということは未勝利戦での出走が多くなります。

そんな未勝利戦で激走する条件についてまずは見ていきます。

 

①芝→ダート替わり

未勝利戦で芝→ダート替わりの一戦では迷わず買いです。

オルフェーヴル産駒は、やはり芝で活躍することを期待して芝で出走し始めることがほとんど。

しかし、母方にアメリカ寄りのダート血統を配合した産駒が多いからか、パワーに振れすぎ芝のスピードについていけない馬が多いのが現状。

こういった馬がダートに替わって一変することが非常に多くなっています。絶好の狙い目です。

 

 

②新馬戦凡走後の未勝利戦

激しめの気性と闘争心を持っているオルフェーヴル産駒が前走よりペースが厳しくなる条件で激走しやすいことは先ほど述べましたが、

その一つが新馬戦で凡走した次走の未勝利戦

基本的に新馬戦はペースがかなり緩くなり、それと比較すると未勝利戦は厳しめのペースとなります。

実際に新馬戦で負けた後の一戦での好走率はかなり高くなっています。

 

 

③2歳、3歳の冬凡走→休養→3歳春好走

オルフェーヴル産駒未勝利戦での好走パターンの一つが、2歳または3歳の冬に凡走したあとに休養を挟んで、春の休み明け初戦で好走するパターンです。

これはオルフェーヴル産駒自体の成長時期に関係しているのかもしれません。ステイゴールド産駒同様、そういった成長力をもっているということだと思います。

 

もう一つ考えられるのが単純に相手が弱くなっているということ。3歳春の時期ですから相対的に自身が浮上しているということは考えられます。

様々な理由が考えられますが、とにかくこのローテを踏んできた未勝利のオルフェーヴル産駒には注目です。

 

 

配合ポイント

現在のところ、初年度であることを考えると大成功といえるエポカドーロラッキーライラックはともに母父が、ミスタープロスペクター系の中でもフォーティナイナー系

今のところアメリカダートのスピード血統を母父とする配合の多いオルフェーヴル産駒ですが、今後、父フォーティナイナー系の牝馬と交配することが多くなるかもしれません。

そして、その父オルフェーヴル×母父フォーティナイナー系の馬は上級レベルまで行く可能性を秘めていると考えておくとよいように思います。

 

 

オルフェーヴル産駒の見解

・瞬発力勝負よりスタミナやパワーをいかした馬力勝負に強い

勝ち上がり率が低い代わりに大物を産み出す

激しい気性闘争心を持つ

これらはすべて、ステイゴールド産駒と共通の特徴です。

そのためだいたいはステイゴールド産駒の特徴を引き継いでいると考えてよいと思います。

そう考えると、ステイゴールド産駒同様、グランプリレース(宝塚記念と有馬記念)は非常に得意とする可能性が大いに考えられます。

阪神芝2200m中山芝2500m、そしてステイゴールド産駒の大得意舞台、中山芝2200mでは注目です。

初年度産駒がまだ3歳で出走は先になるかもしれませんが、これらの距離では狙ってみる価値はあるでしょう。

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