出走各馬の評価
ストロングタイタン
鳴尾記念のような強い競馬をすることもあれば人気で凡走することもあるようなムラのある馬。
坂コースが得意とか平坦コースが得意とかではなく、結局この馬にとって最も大事なのは気分が乗ってくるかだと思います。
去年は準OP好走後、当レースで敗戦を喫したのは疲労面が影響している可能性はあり、そうなると5月から4戦目となるのは少し使いすぎの感もあります。
予想人気ほどの妙味はないのではないでしょうか。
トリオンフ
昨年秋あたりから、平坦小回りにツボをもつことが判明+馬自身の急成長によって一気に重賞を勝つまで駆け上がった本馬。
近走は大阪杯、鳴尾記念と本来の適性とはずれる直線坂のあるコースで見せ場たっぷりのレースを見せているあたり、この馬の成長度合いと強さがうかがえます。
今回は久々の平坦小回りの大得意舞台。
このレースの中心は間違いなくこの馬でしょう。
マイネルサージュ
小倉記念の性質については前記事(小倉記念2018 夏の連続好走は難しい、狙うべきは前走5月の馬)でも述べていますが、7月の好走馬がこのレースでも好走するのは難しく、そういった意味では七夕賞で2着のこの馬を狙うのは危険極まりないでしょう。
しかも今回は関東から小倉への超長距離輸送。関東圏でほとんどのレースをこなしてきたこの馬にとっては試練のレースとなりそうです。
サトノクロニクル
このレースの重要血統のひとつであるトニービンをもつ馬で、GIでは足りませんがGII・GIIIでは強さを見せる実力馬。
小回りの中距離レースというとチャレンジCで1着と結果を出していますが、メンバーレベルは決して高くなく、ハーツクライ産駒だけにやはり本質的にはもっと長い距離のほうが良いでしょう。
前記事でも書いたとおり6月以降のレースにあえて出走せずにこのレースに臨んでくるのは池江厩舎の鉄板パターンですが、この馬に関しては実績を考えてもあえてそうしたのではなく、単純に休ませてここを叩き台とした可能性は高いように思います。
実力を考えて相手にいれるかどうかというところでしょう。
レイホーロマンス
七夕賞に続き牡馬相手の一戦となる今回。普通に考えれば厳しいように見えますが…。
ここ3走は負けているとはいえ凡走という内容でもなく、ただ過剰人気になっていただけ。
中央に戻ってからは、10番人気前後で臨んだレースですべて掲示板に入っているという経緯を持つ馬ですから、おそらく人気薄で挑むであろう今回はここ3走より格段に狙い時だと思います。
使いすぎの感もありますが、使えば使うほど成績をあげていくこの馬の特徴を考えればむしろプラスだと思います。
サンマルティン、ストーンウェア、マウントゴールドに関しては(小倉記念2018 夏の連続好走は難しい、狙うべきは前走5月の馬)で。