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野芝と洋芝

夏競馬になると必ずといっていいほど「この馬は洋芝適正がある」などの言葉を耳にするようになります。

それだけ洋芝というのは夏競馬を攻略するのには欠かせないことです。

東京競馬場や阪神競馬場、京都競馬場などJRAのほとんどの競馬場の芝コースは野芝が主に使用されています。

一方、函館競馬場札幌競馬場この2つの競馬場だけは100%洋芝が使われています。

ここが、北海道にある2つの競馬場がほかの競馬場と違うと言われる最も大きなポイントです。

一般的に言われているのは、洋芝は野芝に比べてパワーが必要で時計がかかるということ。

だからこそ、他の競馬場とは異なる洋芝に特に適性を持つ馬が出てくるのです。

 

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函館競馬場と札幌競馬場の共通点

北海道にある2つの競馬場の共通点は、まず先に挙げた洋芝であるという点。

それと小回りコースであるという点です。

直線に上り坂がないという点も同じです。

この3点が同じであることから、おおまかにこの2場で特に走る馬とほかの競馬場のほうが走る馬をわけることができます。

 

 

函館競馬場と札幌競馬場の違い

先ほどのようにおおまかに区分するとこの2つの競馬場は同じであると言えますが、実は明確に異なる点がいくつかあります。

 

まず、函館競馬場は札幌競馬場と比べると起伏が激しいコースとなっています。

札幌競馬場はほぼ坂がなく平坦なコースとなっていますが、函館競馬場のコースはよく見ると意外とアップダウンがあります。

 

2つめに、コーナーの違いが挙げられます。

2つとも小回りコースというくくりなのは間違いありませんが、

函館競馬場コーナーのカーブがきつく小回り適正がより要求されるのに対して、

札幌競馬場ゆったりとしたコーナーでどちらかというと主要競馬場などの広い外回りコースに近い形状となっています。

このため、札幌競馬場のほうがコーナーでスピードをあげやすいコースになっています。

 

さらに、水はけの違いもあります。

札幌競馬場では路盤の周りに暗渠管と呼ばれる排水管が設置されており、雨が降っても重馬場や不良馬場などになりにくくなっています。

一方函館競馬場暗渠管がついていないため、水を含んだ時ときに芝が重くなりやすくなっているのです。

 

これら3点が主に挙げられる札幌、函館2つの競馬場の明確な違いになります。こうしてみると大きく違うように思えてきます。

 

2つの競馬場の違いによって成績が大きく分かれる種牡馬

この3点の違いにより、札幌と函館で産駒の成績が大きく異なる種牡馬がいます。

その代表例は、

ディープインパクト (札幌○、函館×)

ディープインパクト産駒というと、東京や京都など、坂がほとんどなく末脚を生かせる広い外回りコースでさらに軽い芝得意とする馬が多いのが特徴。

逆に小回りコース重い馬場坂のあるコース苦手とします。

その特徴が札幌と函館の違いにも顕著に表れており、

起伏やコーナーが緩くてスピードにのりやすく水を含みにくい札幌競馬場は得意としていますが、

起伏やコーナーがきつく水を含みやすい函館競馬場は全競馬場の中でも最も苦手としています。

実際、競馬場別の勝率も札幌が函館の2倍以上あります。

 

ディープインパクトがよく取り上げられる中で、そのほかにもこの2つの競馬場で得意不得意が分かれる種牡馬もいます。

 

 

メイショウサムソン (札幌△、函館○)

メイショウサムソン産駒は道悪が得意な産駒が多くいることからも想像できるようにパワー型スタミナ勝負を得意とする馬が多いのが特徴。

そのため、小回り水を含みやすい函館のほうが札幌より走るようです。

実際に、函館コースの勝率7.4%に対して、札幌コースの勝率1.6%と大きな差があります。

 

 

キングカメハメハ

これは、コースの形状などの違いが関わっているのかはわかりませんが、キングカメハメハ産駒は、2000mという距離において函館と札幌で大きく成績が異なります。

函館2000mでは、非常に強く複勝率や回収率も他の種牡馬を圧倒しています。

一方、札幌2000mではかなり不振となっています。

 

これから本番を迎える夏競馬で、函館・札幌それぞれの違いを利用して、おいしいオッズの馬を狙っていくことができれば最高ですね。

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